四季の移ろいが実を結ぶ、秋、目前に、栗のバターサンドが完成しました。
風味の良い、国産栗(美玖里)のペーストで、栗のバタークリームを仕立て、イタリア栗のマロングラッセを包み、和三盆のパウンドケーキと一緒にお召し上がりいただきます。
商品名:栗食めば(くりはめば)
万葉の歌人「山上憶良」が歌った
「わが子ほどに大切なものがあろうか」
という愛する想いに重ねたお菓子です。
栗食めば(栗バターサンド)
1個:https://www.otoemon.com/shop/fytj-f0002/
専用木箱入り5個セット:https://www.otoemon.com/shop/fytj-f0002-5wbox/
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瓜食(うりは)めば 子ども思うほゆ
栗食(くりは)めば まして偲(しぬ)はゆ
何処(いずく)より
来りしものを 眼交(まかなひ)に
もとな懸(かかり)て
安眠(やすい)し 寝(な)さぬ
銀(しろがね)も金(くがね)も玉も
何せむに勝れる
宝子に及(し)かめやも
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【現代語訳】
万葉歌人の山上憶良が離れて暮らす子どもらを思い詠んだ長歌と反歌。
瓜を食べると子どもが思い出される。
栗を食べるとまして偲ばれる。
いったいどこからわが子として生まれてきたのか。
目の前にしきりに面影がちらついて、ぐっすり眠らせてくれない。
銀も黄金も玉も、いったい何になるというのか、
そんな勝れた宝でさえ、子どもに及ぶものがあろうか。